芳香環交換反応を利用したスルフィド合成法の開発: 悪臭問題に解決策
第 326回のスポットライトリサーチは、早稲田大学理工学術院 山口潤一郎研究室 博士課程 3 年の 一色 遼大 さんにお願いしました。 一色さんの所属する山口研究室は、「分子をつなぐ」「分子をぶっ壊す」「革 […]
View ArticleNMRデータ処理にもサブスクの波? 新たなNMRデータ処理ソフトウェアが登場
NMRメーカーである日本電子のイギリス法人、JEOL UKが6月、WindowsとmacOSの両方で動作する新しいNMRデータ処理ソフトウェア「JASON」を発売しました。JASONとは「JEOL Analytical […]
View Articleマイクロ波化学のカーボンニュートラルや循環型社会におけるアプリケーションや事業状況
当社のマイクロ波プラットフォーム技術および工業化知見を活用し、アクリル樹脂の分解に必要なエネルギーを化石資源ではなく電気由来のマイクロ波に代替したプロセスにすることで、従来法に比べて設備の小型化や安全性向上、省エネ化など […]
View ArticleO-脱メチル化・脱アルキル化剤 基礎編
メトキシ基→ヒドロキシ基への変換、割と苦戦しますよね。保護基と呼ぶには利便性が数歩足りないメチル基 (アルキル基) ですが、安価な市販試薬から合成計画を立てると、脱メチル化反応を行わざるを得ないこともありま […]
View Article化学の祭典!国際化学オリンピック ”53rd IChO 2021 Japan” 開幕!
2021年7月「オリンピック/パラリンピック 東京2020大会」も無観客ではあるものの無事開幕されました 。連日、アスリートらのメダルラッシュで盛り上がる中でありますが、化学者としては先日7月25日よりこちらも日本主催と […]
View Article過酸がC–H結合を切ってメチル基を提供する
光増感剤とニッケル触媒を用いたC(sp3)–Hメチル化が開発された。合成終盤でのメチル化に威力を発揮する。 “マジックメチル”効果とC(sp3)–Hメチル化 生物活性分子へのメチル基の導入により、立体配座や溶解性が変化し […]
View ArticleケムステSlack、開設二周年!
Chem-Stationが立ち上げた化学系オープンコミュニティ、ケムステSlackを開設して早くも二年が経過しました! (Slackって何?という方はこちらを参考にしていただければ幸いです。参加方法も紹介されています。) […]
View Article三洋化成の新分野への挑戦
三洋化成と長瀬産業は、AI 技術を応用した人工嗅覚で匂いを識別する「匂いセンサー」について共同で事業化を検討することで合意しました。(三洋化成プレスリリース7月13日) 三洋化成社と都鶴酒造は、AI 技術を応用した「匂い […]
View Articleがん治療用の放射性物質、国内で10年ぶり製造へ…輸入頼みから脱却
政府は、がんの治療や臓器の検査をする医療用の放射性物質の国内製造を近く再開する。およそ10年ぶりとなる国産再開で安定供給につなげたい考えだ。 (引用:読売新聞7月15日) 放射性物質は医療分野で広く活用されていて、例えば […]
View Article第五回ケムステVプレミアレクチャー「キラルブレンステッド酸触媒の開発と新展開」
新型コロナ感染者数は大変なことになっていますが、無観客東京オリンピック盛り上がってますね。さて、前回ケムステVプレレク者合わせてはじめての外国人講演者による第四回Vプレレクが放映されました。夏はもうひとつプ […]
View Articleうっかりドーピングの化学 -禁止薬物と該当医薬品-
「うっかりドーピング」という言葉をご存知でしょうか。禁止薬物に該当する成分を含む風邪薬などを、本来の治療目的で大会前に摂取してしまい、意図せず規定違反になってしまうことを指します。 スポーツにおける禁止物質 […]
View Articleπ-アリルイリジウムに新たな光を
可視光照射下でのイリジウム触媒によるアリルアルコールの不斉アリル位アルキル化が開発された キラルな遷移金属触媒を光励起させる キラルな遷移金属触媒を光励起させる手法は、不斉反応の新展開として近年注目を集める。本手法は極性 […]
View Article第159回―「世界最大の自己組織化分子を作り上げる」佐藤宗太 特任教授
第159回の海外化学者インタビューは日本から、佐藤宗太 特任教授です。東京大学工学部応用化学科に所属し、有機合成をベースにした配位化学を研究しながら、巨大かつ構造明確な自己組織化分子の生成や、NMR解析への応用を志向した […]
View Article自己組織化ねじれ双極マイクロ球体から円偏光発光の角度異方性に切り込む
第327回のスポットライトリサーチは、筑波大学大学院数理物質科学研究科 物性・分子工学専攻 山本・山岸研究室の大木 理(おおき おさむ)さんにお願いしました。 山本研究室では、分子の集合構造を制御することでオプトエレクト […]
View Article素材・化学で「どう作るか」を高度化する共同研究拠点、産総研が3カ所で整備
産業技術総合研究所、材料・化学領域は、マテリアル・プロセスイノベーションプラットフォームの整備をスタートした。本事業では、日本の国際競争力の源泉である摺り合わせ型製造プロセスに取り組む企業の製造プロセスの高度化を目的とし […]
View Article【マイクロ波化学(株) 石油化学/プラスチック業界向けウェビナー】 マイクロ波による新事業 石油化学・プラスチック業界のための脱炭素・電化ソリューション
<内容> 本イベントでは、石油化学/プラスチック業界における脱炭素・電化の新たなソリューションとして、マイクロ波をご紹介します。 マイクロ波は、従来加熱法とは異なるエネルギー伝達手段として、有 […]
View Article第21回ケムステVシンポ「Grubbs触媒が導く合成戦略」を開催します!
第21回VシンポはVシンポ協賛企業の一つであるメルク株式会社の持ち込み企画です.視聴される側からすると特に代わりはないかもしれませんが,このような試みは初になります.このVシンポシリーズを1年以上にわたり支援していただき […]
View Articleピリジンの立体装飾でアルカロイドをつくる
複雑テルペンアルカロイド 、アルテミシジンの全合成がわずか11工程で達成された。ピリジンの巧みな立体装飾(脱芳香族的付加環化反応)による、アルテミシジン類の主骨格構築と立体特異的な官能基導入が鍵である。 アデノシンーリン […]
View Articleスキンケア・化粧品に含まれる有害物質を巡る騒動
米ジョンソン・エンド・ジョンソンは、スプレー式日焼け止め製品の一部をリコール(自主回収)する。発がん性物質のベンゼンが含まれている恐れがあるためとしている。 (Bloomberg 7月15日) 2021年5月24日に発表 […]
View Article引っ張ると頑丈になる高分子ゲル:可逆な伸長誘起結晶化による強靭性と復元性の両立
第328回のスポットライトリサーチは、東京大学 物性研究所の眞弓 皓一先生にお願いしました!!!!! 高分子やゲルに詳しい人、筋肉が好きな人はゲルの面白い研究として龔 剣萍教授らの鍛えるほど強度が増していく、筋肉のような […]
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