トランス効果 Trans Effect
平面四角形錯体の配位子置換反応において、脱離基 X のトランス位に存在する配位子 Ltrans が X の置換を促進する現象をトランス効果という。 基本文献 トランス効果 Quagliano, J. V.; Schube […]
View Article有機合成化学協会誌2018年5月号:天然物化学特集号
有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2018年5月号が先日オンライン公開されました。 今回も、会員の方ならばそれぞれの画像をクリックすればJ-STAGEを通してすべてを閲覧することが可能です。 今月号は天然物化 […]
View Article卓上NMR
卓上NMR (Benchtop NMR)とは、通常のNMRよりも小型で、専用の部屋を必要としないNMRのことである。永久磁石を使っているためメンテナンスが簡便である一方、共鳴周波数は通常のNMRより低いため分解能は劣る。 […]
View Articleチャン転位(Chan Rearrangement)
概要 アシロキシエステルに対して塩基を作用させることで、転位を伴い2–ヒドロキシケトエステルを与える反応。 基本文献 S. D. Lee, T. H. Chan, K. S. Kwon, Tetrahedron Lett […]
View Article「次世代医療を目指した細胞間コミュニケーションのエンジニアリング」ETH Zurich、Martin Fussenegger研より
海外留学記第22回目はETH ZurichのDepartment of Biosystems Science and Engineeing (D-BSSE)に留学されていた小嶋良輔さんにお願いしました。 小嶋さんはスイス […]
View Article効率的に新薬を生み出すLate-Stage誘導体化反応の開発
今回紹介する論文は、Late-Stage-Functionalizationの手法を開発し、新規薬剤となる可能性のある化合物を見つけたというお話です。 Late-Stage-Functionalization(LSF:合 […]
View Article「自然冷媒」に爆発・炎上の恐れ
「環境省・経済産業省の指示により、エアコンに使用されているフロン類の入れ替えが必要だ」と偽り、地球環境保全に理解を示すエコな人々の善意を食い物にする被害が多発している。事態を重視した環境省と経済産業省はホームページ(HP […]
View Article太陽ホールディングスってどんな会社?
私たち太陽ホールディングスグループは、パソコンやスマートフォンなどのIT機器やデジタル家電、車載用電子機器など、あらゆるエレクトロニクス製品に利用されるプリント配線板に欠かせないソルダーレジストで世界シェアトップクラスを […]
View Article【太陽HD】”世界一の技術”アルカリ現像型ソルダーレジストの開発
ソルダーレジストは、プリント配線板や半導体パッケージ用基板の表層部分に使用されはんだ付け作業時、不要な部分にはんだが付着しないようにするための耐熱性材料です。さらにほこり、熱、湿気など外部からの衝撃やストレスから守る重要 […]
View Article抽出精製型AJIPHASE法の開発
2017年、味の素社の高橋大輔らは、ペプチド液相合成法であるAJIPHASE法にさらなる改良を加え、沈殿精製の代わりに、抽出精製を用いてone-potでペプチド合成を行える手法を開発した。 “AJIPHASE […]
View Article太陽ホールディングスインターシップ
経営理念に共感し、自ら考え行動できる自律した人材と働きたい 私たちは、楽しい社会を実現するという経営理念に、心から共感している人と一緒に仕事をしたいと思っています。各社員が共通の目的に向かって自らの役割を全うすることが、 […]
View Article「人工金属酵素によるSystems Catalysisと細胞内触媒反応」University of Basel, T. R. Ward研より
海外留学記第23回目は、前回22回目の研究記を掲載させていただいた小嶋良輔さんからの紹介で、Basel大学化学科でArtificial metalloenyzmeの研究をされている岡本泰典さんにお願いしました。岡本さんは […]
View Article塩基と酸でヘテロ環サイズを”調節する”
塩基と酸を作用させるだけで環サイズを調節できるユニークな中員環合成手法が報告された。塩基による環拡大反応、酸触媒による環縮小反応により、様々なベンゼン環をもつ含窒素ヘテロ環化合物を合成できる。 環拡大反応による含窒素ヘテ […]
View Article日本化学会と日本化学工業協会に新会長就任
日本化学会は5月23日に川合眞紀氏(自然科学研究機構分子科学研究所)が新会長に就任したことを発表した。また日本化学工業協会(日化協)は24日に定時総会を開催し、三井化学の淡輪敏社長を同日付で新会長に選出したと発表した。 […]
View Article死刑囚によるVXガスに関する論文が掲載される
我が国は原子爆弾が投下された唯一の国であると同時に、毒ガスという化学兵器による無差別テロが起きた唯一の国でもあります。地下鉄サリン事件と言っても今の若い人たちには通じないかもしれませんが、筆者の大学卒業式の日に起こった事 […]
View Article「日本研究留学記: オレフィンの内部選択的ヒドロホルミル化触媒」ー東京大学, 野崎研より
第 24 回の“海外”留学記は、University of Tokyo, Nozaki 研究室の博士研究員 Andreas Phanopoulos さんにお願いしました。おや、University […]
View Articleストックホルム国際青年科学セミナー・2018年の参加学生を募集開始
今年も国際科学技術財団のストックホルム国際青年科学セミナー(Stockholm International Youth Science Seminar:SIYSS)の募集が始まりました。毎年ノーベル賞シーズンに現地スウェ […]
View Article官能基選択的な 5 員環ブロック連結反応を利用したステモアミド系アルカロイドの網羅的全合成
第144回のスポットライトリサーチは、カリフォルニア大学バークレー校(John F. Hartwig研 博士研究員)の寄立 麻琴 (よりたて まこと)博士を紹介します。 寄立博士は2018年3月に慶應義塾大学理工学部の千 […]
View Articleナノ合金の結晶構造制御法の開発に成功 -革新的材料の創製へ-
第145回目のスポットライトリサーチは、京都大学大学院理学研究科北川研究室の博士学生・張権さんにお願いしました。 北川研究室では、様々な機能性ナノ合金材料の設計・合成が行われています。特に、「元素間融合」と呼ばれる技術は […]
View Article超強塩基触媒によるスチレンのアルコール付加反応
超強塩基を触媒とするβ–フェネチルエーテルの合成法が開発された。アルコールが逆マルコフ二コフ型でアリールアルケンに直接付加することでβ–フェネチルエーテルを効率よく合成できる。 アルコールのアリー […]
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