経済産業省ってどんなところ? ~製造産業局・素材産業課・革新素材室における研究開発専門職について~
我が国の化学産業を維持・発展させていくためには、様々なルール作りや投資配分を行政レベルから考え、実施していく必要があります。そのような仕事を一手に引き受ける国家機関が、皆さんご存知の経済産業省です。その現場でどのような方 […]
View ArticleそこのB2N3、不対電子いらない?
ヘテロ原子のみから成る環(完全ヘテロ原子環)のπ非局在型ラジカル種の合成が達成された。ジボラトリアゾールの一電子還元により達成された完全ヘテロ原子環のπ非局在化ラジカルアニオン種は、カルベンを付加するだけで、中性ラジカル […]
View Article4種のエステルが密集したテルペノイド:ユーフォルビアロイドAの世界初の全合成
第637回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院薬学系研究科・天然物合成化学教室(井上将行教授主宰)博士課程後期2年の田口 淳一 さんにお願いしました。 井上研究室では、テルペノイドやペプチドをはじめとする高機能天然 […]
View Article鉄、助けてっ(Fe)!アルデヒドのエナンチオ選択的α-アミド化
鉄とキラルなエナミンの協働触媒を用いたアルデヒドのエナンチオ選択的α–アミド化が開発された。可視光照射により効率的に生じるFeCl3–がジオキサゾロンを活性化することが本手法の鍵である。 アルデヒドのエナンチ […]
View Articleヤーン·テラー効果 Jahn–Teller effects
縮退した電子状態にある非線形の分子は通常不安定で、分子の対称性を落とすことで縮退を解いた構造が安定です1。このように分子の対称性を落として電子状態の縮退を解き、電子的な安定化を得ることを、ヤーン·テラー効果 (Jahn– […]
View Article“試薬の安全な取り扱い”講習動画 のご紹介
日常の試験・研究活動でご使用いただいている試薬は、取り扱い方を誤ると重大な事故や被害を引き起こす原因になります。試薬を安全に取り扱うためには、保管時や使用時に定められた法律を順守することや、過去の事故事例を学ぶことが重要 […]
View Article2024年ノーベル化学賞ケムステ予想当選者発表!
大変長らくお待たせしました! 2024年ノーベル化学賞予想の結果発表です! 2024年のノーベル化学賞は、「タンパク質の計算による設計・構造予測」に関する業績で、デイヴィッド・ベイカー (David Bak […]
View Article第52回ケムステVシンポ「生体関連セラミックス科学が切り拓く次世代型材料機能」を開催します!
続けてのケムステVシンポの会告です! 本記事は、第52回ケムステVシンポジウムの開催告知です! 第52回ケムステVシンポジウムは、日本セラミックス協会との共催です。日本セラミックス協会との共催企画は、第8回ケムステVシン […]
View Article新規チオ酢酸カリウム基を利用した高速エポキシ開環反応のはなし
Tshozoです。最近エポキシ系材料を使うことになり色々勉強しておりましたところ、これまで関連記事を何個か書いておりましたJSR㈱からエポキシと反応性を奇妙に高める論文が出ておりましたので筆者の勉強も含めちょっと採り上げ […]
View Article遺伝子の転写調節因子LmrRの疎水性ポケットを利用した有機触媒反応
こんにちは,熊葛です!研究の面白さの一つに,異なる分野の研究結果を利用することが挙げられるかと思います.今回は,生化学の知見を有機化学へと応用した,遺伝子の転写調節因子の一つであるLmrRの疎水性ポケットを利用した有機触 […]
View Article榊原康文 Yasubumi SAKAKIBARA
榊原康文(Yasubumi Sakakibara, 1960年5月13日-)は、日本の生命情報科学者・人工知能研究者である。慶應義塾大学 教授 (北里大学特任教授兼任)。 第50回ケムステVシンポ講師 経歴 1983 東 […]
View Article人羅勇気 Yuki HITORA
人羅 勇気(ひとら ゆうき, 1987年5月3日-)は、日本の化学者である。熊本大学大学院生命科学研究部附属グローバル天然物科学研究センター・准教授。専門は天然物化学。第50回ケムステVシンポ講師。 経歴 2010 東京 […]
View Article岩田浩明 Hiroaki IWATA
岩田浩明(いわたひろあき)は、日本のデータサイエンティスト・計算科学者である。鳥取大学医学部 教授。専門分野はバイオインフォマティクス、ケモインフォマティクスである。第50回ケムステVシンポ講師。 経歴 2011 京都大 […]
View Article配座制御が鍵!(–)-Rauvomine Bの全合成
シクロプロパン環をもつインドールアルカロイド(–)-rauvomine Bの初の全合成が達成された。N–スルホニルトリアゾールの開環型分子内シクロプロパン化反応が本合成の鍵である。 (–)-Rauvomine […]
View Article第68回「表面・界面の科学からバイオセラミックスの未来に輝きを」多賀谷 基博 准教授
第68回目の研究者インタビューです! 今回は第52回ケムステVシンポ「生体関連セラミックス科学が切り拓く次世代型材料機能」の講演者の一人、長岡技術科学大学の多賀谷 基博(たがや もとひろ)准教授にお願いしました。 多賀谷 […]
View Article第69回「見えないものを見えるようにする」野々山貴行准教授
第69回目の研究者インタビューです! 今回は第52回ケムステVシンポ「生体関連セラミックス科学が切り拓く次世代型材料機能」の講演者の一人、北海道大学理学部生物学科の野々山貴行(ののやま たかゆき)准教授にお願いしました。 […]
View Article第70回「ケイ素はなぜ生体組織に必要なのか?」城﨑由紀准教授
第70回目の研究者インタビューです! 今回は第52回ケムステVシンポ「生体関連セラミックス科学が切り拓く次世代型材料機能」の講演者の一人、九州工業大学の城﨑由紀(しろさき ゆき)准教授にお願いしました。 城崎先生は、生体 […]
View Article第71回「分子制御で楽しく固体化学を開拓する」林正太郎教授
第71回目の研究者インタビューです! 今回は第51回ケムステVシンポ「光化学最前線2025」の講演者の一人、高知工科大学の林正太郎教授にお願いしました。 林先生は、有機分子の合成から分子性固体の新しい機能を開拓する研究を […]
View Article精密質量計算の盲点:不正確なデータ提出を防ぐために
ご存じの通り、近年では化学の世界でもデータ駆動アプローチが重要視されています。高精度質量分析(HRMS)データは、構造確認や化合物同定に欠かせないものです。しかし、ベルリン自由大学・Mathias Christmann教 […]
View Article配位子が酸化??触媒サイクルに参加!!
C(sp3)–Hヒドロキシ化に効果的に働く、ヘテロレプティックなルテニウム(II)触媒が報告された。ピリジン–スルホンアミド配位子の酸化により、長寿命の触媒活性種が生じる。 C(sp3)–Hヒドロキシ化における配位子と触 […]
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