液体キセノン検出器
宇宙に存在して質量は持つが光学的に直接観測できない物質がダークマター(暗黒物質)であり、それを検出する装置の一部が液体キセノン検出器である。ここでは、検出器の構造とその原理、キセノンを使う理由について解説する。 &nbs […]
View Article当量と容器サイズでヒドロアミノアルキル化反応を制御する
Ti触媒による、ジメチルアミンを用いたアルケンのヒドロアミノアルキル化反応が報告された。反応容器のサイズによってモノヒドロアミノアルキル化とジヒドロアミノアルキル化を制御できる。 アルケンのヒドロアミノアルキル化 第4族 […]
View Articleパラジウム価格上昇中
ガソリン車の排ガス触媒に使う貴金属、パラジウムの国際価格が一段と上昇した。指標となるニューヨーク市場の先物価格は日本時間29日夕、1トロイオンス1020ドル前後で推移。この1カ月で3%上昇した。主産地からの供給不足が解消 […]
View Article微生物細胞に優しいバイオマス溶媒 –カルボン酸系双性イオン液体の開発–
第129回のスポットライトリサーチは、金沢大学理工研究域生理活性物質工学研究室の黒田 浩介(くろだ こうすけ)助教です。 未利用バイオマスは、次世代エネルギーとして大変期待されています。黒田さんが所属していた金沢大学化学 […]
View ArticleIGZO
インジウム (Indium) 、ガリウム (Gallium) 、亜鉛 (Zinc) 、酸素 (Oxygen) から構成されるアモルファス半導体の略称でシャープの液晶で有名になった。 概要 IGZOは、構成する元素であるイ […]
View Article細胞をつなぐ秘密の輸送路
細胞から細く長く伸びるワイヤー状の管。サイトネームやトンネルナノチューブと呼ばれるこの管は、離れた細胞に物資を輸送する連絡路であることが分かってきた。当初は存在自体が疑われたが、がん細胞や細菌もこれを利用して拡散している […]
View Article翻訳アルゴリズムで化学反応を予測、IBMの研究者が発表
有機化学を原子や分子ではなく、単語や文と考えることで、人工知能(AI)アルゴリズムを用いて化学反応を予測する方法が発見された。(MIT Technology Review12月6日) 話をまとめると、AIに39万5千の化 […]
View Articleイミデートラジカルを経由するアルコールのβ位選択的C-Hアミノ化反応
オハイオ州立大学・David A. Nagibらは、脂肪族アルコールのラジカル関与型β位選択的C(sp3)-Hアミノ化反応を達成した。トリクロロイミデートからアミニルラジカルを生成させ、リレー型1,5–水素移動(HAT) […]
View Article有機合成化学協会誌2017年12月号:四ヨウ化チタン・高機能金属ナノクラスター・ジシリルベンゼン・超分子タンパク質・マンノペプチマイシンアグリコン
2017年も残すところあとわずかですね。みなさまにとって2017年はどのような年でしたでしょうか。 さてさて、有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌の12月号がオンライン公開されています。各記事をひらいてみるとわか […]
View Articleトーマス・レクタ Thomas Lectka
トーマス・レクタ (Thomas Lectka、19xx年xx月x日(デトロイト生)-)は、米国の有機化学者である。ジョン・ホプキンス大学 教授。(写真: JHU Department of Chemistry) 経歴 […]
View Article“かぼちゃ分子”内で分子内Diels–Alder反応
環状水溶性ホスト分子であるククルビット[7]ウリルを用いて生体内酵素Diels–Alderaseの活性を模倣することで、分子内Diels–Alder反応が進行することを見出した。 ホスト-ゲスト化学を用いた人工Diels […]
View ArticleアルデヒドのC-Hクロスカップリングによるケトン合成
プリンストン大学・David W. C. MacMillanらは、可視光レドックス触媒、ニッケル触媒、水素原子移動(HAT)触媒の3つを組み合わせることで、アルデヒドと臭化物から直截的にケトンを合成する手法を開発した。 […]
View Article2017年の注目分子はどれ?
今年も残りあとわずかとなり、毎年おなじみのアメリカ化学会(ACS)によるMolecules of the yearが開催されました。今年もユニークな分子が選出されています。どの分子がMolecules of the ye […]
View Articleアメリカ大学院留学:TAの仕事
私がこれまでの留学生活で経験した一番の挫折は、ティーチングアシスタント(TA)です。慣れない英語で大学レベルの化学を教えるというTAの仕事は、コースワークや研究以上に大変でした。今回は、アメリカ大学院のTAの概要と、実際 […]
View Articleベンゼンの直接アルキル化
ベンゼンにアルキル基を導入したいとき、皆さんはどのような手法を用いますか? ベンゼンの置換反応 1877年の報告以来、140年もの間利用されてきている代表的な方法として、Friedel-Craft(FC)反応がある。[1 […]
View Articleデニス・ドーハティ Dennis A. Dougherty
デニス・A・ドーハティ(Dennis A. Dougherty、1952年12月4日-)は、米国の物理有機化学者・ケミカルバイオロジストである。カリフォルニア工科大学 教授。(写真: Dougherty Group) 経 […]
View Article有機合成化学の豆知識botを作ってみた
皆さんこんにちは。めっきり実験から退き、教育係+マネジメント係になってしまったcosineです。 さてこのたび、ウェブに転がっている実験系豆知識を定期配信するTwitter botを作りました。 その名も 「合成化学TI […]
View Articleカーボンナノベルト合成初成功の舞台裏 (1)
今年もあともう少しですね。私は中国の大学院で研究を行っている日本人です。 このChem-Stationは日本では言わずと知れた有名化学ウェブサイトですが、日本だけでなく中国でも徐々に知られるようになっています。2014年 […]
View Article可視光照射でトリメチルロックを駆動する
カリフォルニア工科大学・Dennis A. Doughertyらは、光照射で脱保護されるアミン or アルコールの保護基「キノントリメチルロック」を開発した。置換基(Y)を変更することで400-600 nmの長波長光で駆 […]
View Articleとある化学者の海外研究生活:イギリス編
さてケムステでは昨年から海外研究記として、海外へ留学した化学者の経験談に対するインタビューを行っています。 今回は特別編として、現在米国のバイオベンチャーで働いている向山貴佑さんを紹介します。 彼は私の研究室の1つ下の後 […]
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